「アンタ」って呼んじゃダメ!海外で日本人が言いそうな「NG」ワード
何気なく使っている日本語のなかには、海外では違った意味に聞こえるケースも珍しくありません。
例えば、英語に聞こえる場合だと「噛むと餃子」は「come together(一緒に来る)」、「揚げ豆腐」が「I get off(次おります)」などなど。
もちろん海外で使うシーンは限られるかもしれませんが、なかには普段使う日本語が、現地では大変失礼な言葉に聞こえるケースもあるのです。
そこで今回は、海外で絶対にいってはいけない日本語の禁断の「NGワード」についてご紹介していきます。
新型コロナウイルス感染症の影響が収まり、再び海外に出られる時代が戻ってきたら、次の情報を頭に入れて旅立ってくださいね。
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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
ルー/オランダ語
最初はカレーの「ルー」。あるいはルー大柴さんの「ルー」といえばいいでしょうか。
海外旅行ではなかなか使わない言葉かもしれませんが、旅行中に慣れない英語と日本語を入り混ぜて使っているうちに、会話がルー大柴さんのようになってしまい、「ルー大柴みたいじゃん!」なんて旅の仲間と笑い合う瞬間も万が一にあるかもしれないですよね。
そのうち悪いノリで、「I’m Ru Oshiba.」なんて自称する人も出てくるかもしれません。
もちろん他の国では別にいいのですが、オランダでは「I’m Ru Oshiba. Call me Ru. (ルーと呼んで)」などとふざけない方がいいでしょう。
その理由は、日本語の「ルー」がオランダ語の「Lul」に聞こえてしまうからですね。
オランダ語の「Lul」は、オランダ語に近い英語でいうと「prick」「cock」になります。意味は「男性器」。オランダ語のスラングでは「嫌な男」といった意味も表現できます。
もしも先ほどの「Call me Ru.」といえば、日本人のあいまいなLとRの発音のせいで、「男性器と呼んでください」という意味に、聞こえてしまいかねないのですね。
では、肝心のカレーのルーをオランダ語で何というのでしょうか?
答えは「roux」です。もともと「roux」はフランス語で、辞書には「溶かしたバターに小麦粉を加え、火を通して練ったもの」と書かれています。日本と同じく、オランダ語もフランス語から借用しているのかもしれませんね。
「roux」の語源を語源辞典でさかのぼって調べてみると、もともとはラテン語の「russus」から来ているそう。
さらにオリジナルは、印欧共通基語(印欧祖語)の「赤」を意味する「reudh-」になるみたいですね。なんであれLとRの発音に自信がない人は、「ルー」にご用心です。